2013年 送別大会

学区大会1日目が1月19日,晴天だけど,非常に風が強く寒い中,行われました。

 

<1回戦> vs 西柴エンジェルス
 

初回,エンジェルスの攻撃,いきなり先頭にレフト左に二塁打を打たれ,ワイルドピッチでノーアウト三塁のピンチ。2番三振の後,3番四球の後盗塁で,ワンナウト2・3塁。4番にきっちりとセンター前に打たれて1点。だが,2点目を狙った2塁ランナーをセンター向志から,ピッチャー雅仁の中継を経て,キャッチャー耕太にきっちりボールが渡り,タッチアウト。三塁にランナーが残ったのも,5番のライト前を愛苗がきっちり裁いてファースト遥人に送ってスリーアウト。いつも通り,確実に自分のプレーをして,失点を最小点に抑えるフレンズの硬い守備。
その裏,サードエラーで出塁した先頭の豊をバント失敗で追い込まれながらも2番愛苗が右打ち(セカンドゴロ)で,進めたところで,3番拓実が強くたたきつけた打球がワンバウンドでピッチャーの頭を超す内野安打で,1・3塁のチャンス。盗塁で2・3塁になったところで,4番雅仁がきっちりとレフト前に弾き返し,2点。4番の仕事をきっちり果たす。雅仁もワイルドピッチで2塁から3塁を回ってホームに還る好走塁で3点目。優位に立つ。2回はツーアウトから2番愛苗の内野安打と盗塁でランナー2塁になったところで,3番拓実がきれいにセンター前タイムリー。2人で1点を取る見本のような攻撃。さすが6年生。
2回,3回を三人ずつで雅仁が抑え,リズムを作ったところで,3回に打線が爆発。先頭の5番葵のライト前に,6番向志がサードエラーで続き,7番耕太が左中間二塁打で1点,ワンナウト後,9番太一が三遊間を抜くタイムリー。1番に戻って豊がレフト前タイムリーで3点目。2番愛苗の三遊間で4点目。3番拓実がライト前タイムリー,4番雅仁がレフトへの三塁打で2人が還り,これで11点目。コールド勝ちとなりました。
好調な打線がつなぐ攻撃を見せ,堅い守りと合わせて,フレンズらしい試合運びで2回戦進出です。

 

1回戦 vs 西柴エンジェルス

  1 2 3 4 5 6 7 合計
エンジェルス 1 0 0         1
フレンズ 3 1 7X         11X

<2回戦> vs 西富エイト

 

2回戦は,先週の学区大会決勝戦で死闘を繰り広げたエイトとの対戦。厳しい戦いが予想されましたが,その通りでした。
初回,先頭の1番豊が四球で出て,2番愛苗がファーストストライクをきっちりバントして豊は二塁へ。初球の暴投でワンナウト3塁となったところで,3番拓実が右打ちでセカンドゴロの間に豊が好走よく生還して1点。学区大会と似たシーンでフレンズらしい攻撃で先制しました。4番雅仁はショートのエラー,5番葵が2-3から四球を選んで1・2塁。結果的に葵が粘って選んだ四球が効きました。向志のサードゴロをサードが1塁に悪送球して雅仁に続き,葵も1塁から思い切りのいい走塁で生還。3点目となる。走るフレンズを見せました。それと...実は向志は前の試合から3打席連続サードゴロエラーで出塁。持ってるねぇ。この後は立ち直った相手ピッチャーの前に,最終回まで,フレンズは四死球で4人ランナーを出したもののヒットが出ず無得点。エイト怒濤の攻撃を必死にしのぐ展開になります。
1回の相手の俊足1番のセーフティーはサード拓実が素早く処理,3回ヒットでランナー1塁も,次の打者の2塁寄りの難しい打球をセカンド葵がうまく裁いて2塁を踏んでアウト。ところが4回,3番の四球でランナーが出たところで,4番が三塁線に強烈な二塁打で1点。次の打者の3球目に暴投でノーアウト3塁の大ピンチが続く。ここで,次の打者から三振を奪い,四球のあと盗塁でなおも続くワンナウト2・3塁のピンチに,空振り三振,ショートゴロでピンチを脱出します。ピンチで三振を取れる雅仁。エラーをしたら同点というところで,丁寧な守備できっちりアウトを取る主将・豊。主将を中心に,バックはみんなで硬い守備で雅仁を盛り上げます。このピッチャーと野手陣の信頼感がフレンズらしさでしょう。次の回は,9番の四球のあと,1番を空振り三振,2番をショートゴロでツーアウト。しかし,さすがに強豪,エイトは簡単には終わらせてくれません。3番が打ち上げた打球はショートフライかと思われたが,折からの強風でどんどん流されて,ピッチャーを超えて,キャッチャーのところに落ちる内野安打。この間に1塁ランナーが還って,1点差。4番を迎えたところで,中村監督はタイムを取って選手のもとへ。このとき,すでに選手がタイムを取って,内外野全員マウンドに集まっていました。見ている方は心臓バクバクで,きっと選手もすごい緊張してたんだと思います。でも,試合状況を見て選手自らタイムを取り,マウンドに集まって監督を待つ,そのシーンは後で写真を見ると,緊張はしていても,みんなで乗り切ろうという気迫が見て取れるものでした。故意四球で塁を埋めて,ツーアウト1・2塁の一打同点,長打なら逆転という状況で,次打者の初球を打った打球はピッチャー雅仁に,丁寧にファーストの遥人に送って,スリーアウト。死闘を制した瞬間でした。
優勝を分け合ってきたエイトとの対戦は,毎回毎回大接戦でした。勝っても負けても感動を与えてくれる好勝負を繰り広げてきたエイトの選手のみなさんにも心からエールを送りたいと思います。結果的には勝ちましたが,今日もどちらが勝ってもおかしくない試合でした。
ありがたいことに,2日目に進むことができました。もう一週間楽しみを延ばしてくれた野球の神様に感謝です。2日目に進んだ以上,自分たちのプレーを最後まで貫いて,好ゲームを期待したいと思います。

 

2回戦 vs 西富エイト

  1 2 3 4 5 6 7 合計
フレンズ 3 0 0 0 0     3
エイト 0 0 0 1 1     2

<準決勝> vs エレファント

 

準決勝の相手はエレファント。学区大会では大勝していますが,今回はそうはいかないでしょう。
初回先頭の豊が四球を選んで,2番愛苗がきっちり送って,ワイルドピッチで三塁へ。ワンナウト三塁に豊で3番拓実という形は,ここ2大会で三回見てきた先制点のパターン。ところが,ツースリーからフォアボールで歩く。このフォアボールが,結果的にこの試合ひとつめのキーだったかも。盗塁によってワンナウト2・3塁になるも,後続が倒れて無得点。その裏,エレファント先頭のピッチャーゴロ,バウンドが高かった取りにくい打球を一塁に悪送球してしまい,2塁へ。バントで3塁に進められたところで,3番にきれいにセンター前に弾き返されて先制を許す。結果として,外野に飛んだのはこれのみ。1回はこの後ピッチャーゴロダブルプレー。2回は,葵がセカンドライナーをつかんだ後は,次打者のファーストゴロ,ファースト遥人がトンネルしたゴロをライトの愛苗が素早くカバーして1塁アウトに。3回から5回は内野ゴロを,ピッチャー雅仁,セカンド葵,サード拓実が1本ずつ,ショート豊が3本無難に裁く。6回もワンナウト1塁で,サードゴロを拓実が素早くセカンドに送ってホースアウト。守備でリズムを作るフレンズらしい展開。
ところが,今日はソフトの女神はフレンズには微笑んでくれませんでした。5回7番耕太のセンター前を9番太一が送って,ツーアウト2塁。ここで強打者豊はストレートのフォアボール(キーとなった2つめの四球)で1・2塁も,2番愛苗のセンターライナーは好捕されて無得点。6回も,3番拓実のライトライナーも地面すれすれで好捕され,雅仁が内野安打で出るも,5番葵のセンターライナーもこれまた地面すれすれで取られる。「たら・れば」だけど,3つのライナーのひとつでも抜けていれば..最終回もツーアウトからサードエラーでランナー1塁となったところで,1番豊が敬遠され,万事休す。キーとなった3つめの四球でした。
この試合は,とにかく運がありませんでした。でも,こういう試合もあります。逆についている試合もありますからね。中村監督が言っていたように,これが勝負。力が接近しているのだから,どちらが勝ってもおかしくない。そんな試合を運よく拾うこともあれば,ことごとくうまくいかずに負けることもある。でも,選手は最後まであきらめず,必死に戦っていたと思います。さて,次は3位決定戦。

 

準決勝 vs エレファント

  1 2 3 4 5 6 7 合計
フレンズ 0 0 0 0 0     0
エレファント 1 0 0 0 0     1

<3位決定戦> vs 釜利谷フェニックス

 

いよいよ泣いても笑って,6年生はフレンズとしてこれが最後の公式戦。全力でぶつかれー!
初回フェニックスの攻撃,1番がセンター前,盗塁のノーアウト2塁で,2番がきっちり送って3塁へ。ファーストゴロは遥人がランナーを見ながら,バッターランナーにタッチする好プレーでツーアウト。次バッターで守りにミスが出て先制点を許す。対するフレンズの初回の攻撃,1番豊が四球で出て,2番愛苗のいいバントが相手ピッチャーの好フィールディングで,2塁フォースアウト。3番拓実がライト前に運び,アウトになるもののランナー2塁。ここで,雅仁のセカンドゴロがセーフになる間に,2塁ランナーの愛苗がホームに突入。タイミングは完全にセーフだったが,アウトの判定でチェンジ。初回は無得点。
ここからどちらもピンチをしのぐ展開に。3回フェニックスの攻撃は,1番の四球と2つの盗塁でワンナウト3塁。2番のピッチャーゴロは雅仁がランナーを牽制して,バッターをアウトに。3番四球と盗塁で,ツーアウト2・3塁のピンチは4番をセカンドフライで無得点。フレンズは4回,4番雅仁の内野安打に,5番葵,6番向志が相手守備の乱れで続き,ノーアウト満塁の大チャンス。ところが,ここで後続が内野ゴロ3つで得点できず。続く5回は,ツーアウトから3番拓実が出塁。盗塁とワイルドピッチで3塁まで進み,4番雅仁が四球,盗塁で2・3塁。ここでも,一発が出ずに無得点。6回のフェニックスの攻撃,先頭の2番のショート頭上のライナーを豊がジャンプ一番ファインプレー,3番のサードゴロも拓実が軽快にさばいて,ツーアウト。最後の試合でも6年生は堅実な守備を後輩たちに見せます。4番にはライトオーバーの三塁打を打たれ(最後まで女の子に打たれるね!),四死球で満塁になるも,最後は雅仁らしく,三振に切ってとり,フレンズ最後の攻撃へ。向志が現役最後の打席でライト右にクリーンヒット。抜ける当たりだったが,ライトが飛びついて抑え,シングルヒット。後続が倒れて,6年生フレンズとして最後の試合が終わりました。
フェニックスさんとは,毎回激闘というにふさわしい試合をさせていただきました。勝ったり負けたり,好ゲームを何度も見せてもらいました。ありがとうございました。今回は大根をもらったわけではなかったけど,負けてしまいました..
最終日はつきがなかったけど,6年生は最後まであきらめない素晴らしい試合を展開しました。それは,きっと後輩達に,そして今日見に来てくれたジュニア選手にも伝わったと思います。感動の瞬間をたくさんたくさんありがとう。スーパースターはいなかったかもしれないけれど,一人一人がみんなスターです。1年間,かっこよかったよ。素晴らしい選手達に拍手です。

 

3位決定戦 vs 釜利谷フェニックス

  1 2 3 4 5 6 7 合計
フェニックス 1 0 0 0 0     1
フレンズ 0 0 0 0 0     0

2023.1.6

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