市少連春季大会

連盟春季大会が5月3日,6日の連休中に開かれました。直前の豊島・鶴久保大会で西富エイトを破って優勝した勢いをこの大会で活かしたいところです。2月からスタートした新チームが夏に向けてどこまで上げていけるかを決める重要な大会でもあります。そんな大会で,選手たちは優勝という素晴らしい結果を残してくれました。新人戦,連盟春季大会の結果を考えると,この1~2ヶ月大きな成長をしてくれました。


1回戦 つくしソフト 

  1 2 3 4 5 6 7   合計
つくしソフト 0 0 0 0         0
フレンズ 1 4 2 3X         10

 つくしソフトの先攻で市少連夏季大会が始まりました。1回の表は,四球を出して盗塁を許したものの無得点。その裏,1番豊のライト前を2番雅仁が左中間二塁打で還す理想的な攻撃で先制します。2回を三者凡退で取ったあと,その裏の攻撃,フレンズのつなぐ打線が機能します。6番向志の四球,ワンナウト後,8番太一がライトオーバーの二塁打で二・三塁。9番倖太郎が三塁線の三塁打で2点を追加します。ここで,1番に返って豊がセンター前タイムリー。2番雅仁の四球と相手投手の暴投で二・三塁になったところで,3番拓実が二塁に転がして,1点追加。この回合計4点で試合を有利に進めます。3回もツーアウトから,7番耕太のフォアボール,8番太一のセンター前にワイルドピッチで二・三塁になったところで,9番倖太郎のファーストゴロがエラーを誘って1点。二塁に盗塁した送球の間に太一がホームに還って,この回2点目を追加しました。4回のフレンズは攻撃の手を緩めず,2番雅仁のセンター前に暴投で三塁へ。3番拓実が歩いて盗塁。4番遥人も歩いて満塁になったところで,5番葵がドカンとレフト線二塁打。ここで走者一掃とならず,一塁ランナーで還ってこられないのが遥人くん。二塁を回ったところでガクンとスピードが落ちたから,しっかりと走り込もうね。でも,このあとの向志がピッチャーのエラーを誘って,遥人も無事ホームに還ってきて,4回裏攻撃中,コールドゲームが決まりました。雅仁は四球とエラー1つずつで,ノーヒットノーランを達成しました。

 

 

2回戦 箕輪ブルーナインズ

 

  1 2 3 4 5 6 7   合計
ブルーナインズ 0 0 0 0 0 0     0
フレンズ 0 0 4 2 0 X     6X

 

2回戦は,箕輪ブルーナインズ。好調のフレンズ打線が,つなぎのバッティングができるかどうか,楽しみな一戦です。
初回ブルーナインズの攻撃,ツーアウトから3番にライト前,4番にセンター前に運ばれて,二・三塁のピンチ。ここを冷静にピッチャーゴロに仕留めて,無失点。その裏,2番雅仁のショートライナー,3番拓実のライトオーバーするかという打球をうまく捕られて,チャンスが作れません。2回のブルーナインズの攻撃は三者凡退で,その裏,フレンズはチャンスを迎えます。4番遥人の四球を5番葵が送り,ワンナウト二塁。ところが,6番向志のショートゴロで遥人が飛び出して,二三塁間にはさまれてタッチアウト。その間に二塁に進んで,暴投で三塁まで行くも,後が続かず無得点。
試合は3回に動きます。ブルーナインズの攻撃は,ワンナウトエラーのランナーが三塁まで進んだが,後続を断って無失点。フレンズは下位でチャンスを作って上位で還すという 理想的な攻撃を見せます。8番太一のセンター前に9番倖太郎のバントがヒットとなり,さらにパスボールがからんでノーアウト二・三塁。豊がフォアボールを選んで満塁になる。ここで,2番雅仁はピッチャーへインフィールドフライとなるも,ピッチャーが悪送球してボールが転々とする間に,太一と倖太郎が還って2点。ツーアウト後,4番遥人のフォアボールをはさんで5番葵のライト前タイムリーが出て3点目。暴投で遥人も還って4点目を奪います。
4回ブルーナインズの攻撃を三者凡退に抑えると,打線はまたもや下位でチャンスを作ります。8番太一の内野安打。ワイルドピッチで2塁。ツーアウトから豊が歩いて,一・二塁のチャンスに2番雅仁がライトへ放った打球がライトがもたもたする間に三塁打となり,太一に続いて豊も還る。この回2点を追加します。5回,6回は,それぞれ四球とヒットに暴投が加わって二塁まで進まれるものの後続を断ち,ゲームセット。下位でチャンスを作って上位で還す理想的なパターンを獲得して,6対0で準々決勝進出です。

 

準々決勝 六浦睦スネークス

 

  1 2 3 4 5 6 7   合計
スネークス 0 1 0 0 1 0     2
フレンズ 0 1 0 1 0 1X     3X

 

準々決勝の相手はスネークス。硬い守備と隙を突く攻撃が特徴です。好調の打線が機能するか,それとも打線は水物と言われるように抑えられてしまうのか,いずれにしても守備でほころびが出て方が負けることになるでしょう。
初回スネークスの攻撃。雅仁はいきなり連続フォアボールで,一・二塁。立ち上がりでフォアボールをきっかけに点を取られる悪いパターンが頭をよぎります。ここでスイッチを入れた雅仁は,3番,4番を連続三振。5番のサードライナーは拓実が難なく取ってスリーアウト。ピンチをしのぎます。その裏フレンズは,1番豊のライト前ヒットを2番雅仁が送るものの,3番拓実はショートライナー,4番遥人もレフトフライに倒れて先制のチャンスを逃します。すると,スネークスは2回,レフトのエラーを内野ゴロで進め,ワンナウトランナー三塁。8番にレフトオーバー三塁打を打たれて先制される。なおも,振り逃げと盗塁で二・三塁の大ピンチも,1番,2番を連続三振にとって追加点を与えない。エースの力投に応えたいフレンズ打線。裏の攻撃で5番葵が内野安打,6番向志が確実に送って,ツーアウト後,8番太一のショート内野安打で一気に葵が二塁から還って同点に。積極的な走塁が功を奏します。3回スネークスの攻撃を3番のレフトへの大きな当たりを(今度は)太一がファインプレー。このあともテンポよく打ち取ります。その裏フレンズはワンナウトから2番雅仁の四球,3番拓実の内野安打で,ワンナウト一・二塁,ツーアウト後の暴投で二・三塁と勝ち越しのチャンスを作るも5番葵の当たりは惜しいショートライナー。
チャンスをつぶしても,雅仁は丁寧に投げます。4回の攻撃も三者凡退に抑え,その裏フレンズはまた下位でチャンスを作ります。6番向志がピッチャーのエラーで出塁。ワイルドピッチのあと,耕太が堅実に送って,向志は三塁へ。ここで太一の内野安打が出て,勝ち越し。なおも,9番倖太郎が送って,1番の主将豊へ。が,ここはセンターへのライナーで1点にとどまる。このあとも一進一退のドキドキする攻防が続きます。5回はワンナウト後1番にセンターオーバー二塁打。内野ゴロで三塁に進んだあと,3番にライトオーバーを打たれて同点にされます。しかし,暴投でなおも三塁にランナーを進められるも,次打者を三振にとって同点止まり。その裏のフレンズの攻撃も得点ならず,タイブレーカーに入ります。
スネークスの攻撃は,ノーアウト二塁で5番から。ショートゴロで三塁を狙ったランナーを見逃さず,豊が拓実に送球して間一髪タッチアウト。この豊から拓実,拓実から豊のホットラインはこのあとも数々の大会で,ピンチを救います。このあとは,内野フライ2本に抑えて,フレンズの攻撃に入ります。二塁ランナーは葵。6番向志はバントを失敗したあと,内野ゴロで葵を三塁に進めてチャンスを拡げる。ここで,7番耕太がレフト前にクリーンヒット。サヨナラ勝ちで激戦を制しました。粘りに粘った雅仁のピッチング。それに守りとバッティングで応え,フレンズは準決勝進出です,



準決勝 綱島上町ドドンパ

 

  1 2 3 4 5 6 7   合計
ドドンパ 0 0 1 0 0 0     1
フレンズ 1 0 0 0 1 1X     3X

 

準決勝は,試合巧者綱島上町ドドンパ。粘り強く戦えるかどうかが勝敗の鍵になるでしょう。
ドドンパ先攻の1回,2回は三者凡退に抑える順調な滑り出し。フレンズは1回,フォアボールの1番豊が,雅仁のライト前で三塁に進み,ノーアウト二・三塁の大チャンス。ここで3番拓実は内野に転がす最低限の仕事をして,豊が好走塁でホームに還って先制。2回は6番向志のレフトへの二塁打に,耕太の送りバントがヒットとなり,ノーアウト二・三塁もあとがつながらず,無得点。対するドドンパは3回フォアボール,バントヒットにワイルドピッチでワンナウト二・三塁となる。ここで,1番に戻ったところでドドンパや三塁ランナーを走らせてスクイズ。ホームは間に合わず,バッターランナーを一塁でアウトにした隙にホームを狙った二人目のランナーを,一塁ベースカバーにはいって送球をもらった葵が素早くホームに送球して,ホームタッチアウト。失点を最小限にとどめます。
4回ドドンパの攻撃は,内野安打と盗塁で二塁にランナーを進めるものの後続を断ってフレンズ守備陣は得点を許さない。フレンズは三者凡退。5回は四球1つで得点を許さず,その裏フレンズは2番雅仁が四球で出て,相手投手の暴投で二塁に進み,勝ち越しのチャンス。ワンナウト後,遥人がセンター前でつないでワンナウト二・三塁になったところで5番葵が登場。きっちりセンターに犠牲フライを打ち上げて,勝ち越しに成功します。
6回を三者凡退に切り抜けたフレンズは,その裏もワンナウト後,8番太一がレフト前で出ると,ツーアウト後,主将豊が左中間にタイムリー三塁打で追加点。これを雅仁が3人で抑えて,3対1で勝利しました。

 

決勝 六浦台ジャガーズ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 合計
ジャガーズ 0 0 0 1 0 0     1
フレンズ 0 0 0 0 2 X     2X

 

とうとう決勝まで来ました。決勝では試合開始前,一人一人が名前を呼ばれてホームに集合します。もちろんこのチームで名前を呼ばれるのは初めてです。相手はいつも接戦になるジャガーズ。どんな試合になるか,ドキドキです。
初回ジャガーズの攻撃。フレンズ選手,緊張のせいか,内野のエラーとデッドボールでノーアウト一・二塁のピンチ。3番は三振に取り,4番はセンターフライにとるが,センターからの送球がそれて,ランナーは進塁。さらにピンチは続く。ここで,5番を内野ゴロに抑えます。フレンズはその裏,1番豊がセンターまでで出て,2番雅仁が送ってチャンスメーク。ここで,3番拓実はセカンドライナー,4番遥人が三振に倒れて無得点。ここからは粘りあいです。
2回ジャガーズは四球のランナーを2つのバントで三塁まで送るが,雅仁は9番バッターを三振に取り,得点を許さない。対するフレンズは,5番葵が四球を選ぶも,向志,耕太がバントで送れず,チャンスを拡げることができない。3回は両チームとも三者凡退。4回に両チームにチャンスが訪れる。エラーで出たランナーが,盗塁,ワイルドピッチで三塁まで進まれる。次のバッターはライトフライに抑えたものの,ここで雅仁がストライクが入らなくなり,三者連続ストレートのフォアボールで押し出しで先制点を奪われる。これが決勝戦の怖さか。このままこの試合崩れるかと思ったが,次のバッターの初球にストライクを取って,雅仁は落ち着きを取り戻し, 三振とレフトフライで,最少失点でとどめる。その裏のフレンズの攻撃は3番拓実がレフト前。4番遥人が送って,5番葵の内野ゴロで三塁に進むが,得点できず,いよいよ追い込まれる。
5回のジャガーズは,ツーアウトから二塁打と盗塁で,ランナー三塁とするが,次のバッターは三振。その裏のフレンズの攻撃,6回表のジャガーズの攻撃はともに三者凡退。いよいよ時間的に最終回となったが,ここでフレンズが粘ります。1番豊がセンター前で出塁。2番雅仁の内野ゴロで豊は二塁へ。拓実が倒れてツーアウト,だがここでフレンズさらに粘ります。遥人のレフト前でツーアウトながら二・三塁のチャンス。ここで,葵の三塁ゴロで試合終了と思った瞬間。ファーストが落球。これを拾い上げたのと葵が一塁を駆け抜けたのが,微妙なタイミングも判定はセーフ。三塁の豊が還って同点。さらに,ジャガーズ動揺が抜けないうちに,向志が打ったショートゴロをファーストがエラー。まさかのサヨナラ勝ちとなりました。
拾った勝ちと言えるのでしょうが,あきらめずに粘りに粘ったことで,結果的に野球の女神様がちょっとフレンズの微笑んでくれたのかもしれません。いずれにしても,ここで優勝したことが,大きな自信となり,このあとの連盟夏季大会,夏季県大会での快進撃につながります。

2023.1.6

予定表更新

 

 

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